日立ドラム式洗濯機 BD-V9500 分解洗浄
本日のご依頼は、神戸市西区 のお客様です。
今回のお悩みは、乾燥運転中にC02というエラー表示で運転が中断するというご相談でした。
このエラーは、『排水できないために運転を中断します』というものです。
でも実際には、洗濯運転は問題なく動ききちんと排水されます。
乾燥運転の時だけ、排水ができないというエラーメッセージが出ます。
洗濯→乾燥運転を連続して行う場合はエラーなく乾燥運転に移行しますが、乾燥時間が長くあと10分の時間見直し中の表示から2時間乾燥を続けて終わらないようです。
でも衣類は乾燥しているとのことです。
乾燥のみで運転すると C02エラー表示する理由
この排水エラーの表示は、実際には排水が詰まっているからではありません。
ではなぜ、排水エラーが常時されるのでしょうか?
今回の洗濯機は、クリーニング前からエコフラップ(開閉式吸気口)という部品が動かない状態でした。
そのために空気が設計通りに循環されず、ファンから送り込まれた空気が洗濯槽内で加圧状態になります。
ドラム槽内が加圧状態になったところで、水位センサーが誤作動を起こし排水エラーとして表示されることが想定されています。
日立製作所ホームページより
エコフラップの故障が多発
エコフラップはこのような部品で、乾燥風路の途中に設けられています。
ただこの部品が、故障で動かなくなる事例が度々生じており、決まってC02エラーメッセージとして運転中止に追い込まれます。
今回のV9500は、製造年月日より10年以上経過しており部品調達も困難なため、洗浄、乾燥コースで使い続けていただく結果になってしまいました。
日立は、現在ヒートリサイクル方式でのドラム式洗濯機の不具合や、悪臭への苦情が相次いだためか方針転換しヒートリサイクル式のドラム式洗濯機の製造を中止しヒーター方式となりました。
まとめ
日立ドラム式洗濯機はエコフラップの故障で、エラー表示されることがある
乾燥経路に埃が溜まりやすく乾燥が不十分でないことある。
できればお早めに分解清掃をご検討いただき、不具合を未然に防いでいただければ幸いです。