梅雨時には済ませておきたいお風呂のカビ対策 その1

お風呂場はカビが大好きな環境です。なぜならカビの繁殖3大条件、温度、湿度、空気のよどみが全て揃っているからです。今回はカビ対策として空気のよどみ対策についてお伝えしたいと思います。

空気の出口と入口を設ける



カビは空気のよどんだところが大好きです。
空気のよどみを作らないためには、計画的な換気が大切です。

そのためにも空気にはっきりと分かる出口と入口を作ってあげるのです。

ではどうすれば空気に、出口と入口をはっきりとわからせる事ができるのでしょうか?

それは空気に換気経路をはっきりさせる。つまり

どこが通り道となるのか明確にしてあげるのです。


私たちも進む道が明確であれば迷わないですよね。

空気もどこが入口なのかわからなければ、クルクルと迷子になってしまいます。そのために
空気の「出口」~「入口」の経路をつくり「風が抜けやすい」工夫をしてあげるのです。

その工夫とは、入口を一つに絞り込む事です。

空気の入口の条件




空気は入口が狭ければ狭いほど、気流に勢いが出ます。
そのために、入口は1箇所に絞る方が流れ道は明確になります。


それで、入口を狭めるためにも浴室のドアは閉めた状態でスリットからのみ
風が入るように工夫ができる事でしょう。・

でもこれには条件があります。

スリットにホコリが詰まっているなら風呂場がカビだらけになる可能性大

ホコリ1gにカビは1万個いると思ってください。

写真のようなドアのスリットに埃が詰まっているなら
カビを通した風をお風呂場に入れることになってしまいます。

それでこのスリットに埃が溜まらないように、

定期的に清掃するかフィルターを設けてあげることは重要です。

細いブラシや、シャワーの水などを使いこのスリット内のホコリは取り除いてあげましょう。

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空気の出口の条件




お風呂場で出口となるのは換気扇でしょう。

換気扇から強力に空気を吸い込ませられれば、空気は入口から自然に入ってきます。

可能であれば換気扇は24時間回し続けるとお風呂場は、ほぼカラカラに乾燥します。

お風呂場の換気扇は、こまめなフィルター清掃が欠かせない


お風呂場の換気扇は、湿気の含んだ空気が全て流れ込むところです。

そのためカビが繁殖しやすくなっています。

換気扇にフィルターがついているならこまめに清掃してあげましょう。

もし付いていない換気扇であれば、一度分解清掃した後に
フィルターを取り付けてあげましょう。100円均一のフィルターで十分です。

もし分解清掃が難しいと思われるのであれば、プロにご相談ください。

換気扇のないお風呂はどうすれば良いか


強制排気システムである換気扇が付いていない場合は、浴室の窓を使う事ができます。

浴室の窓は、外気に触れる場所です。

カビの多くは、土の中に多く棲息しているため

場所によっては外気の方がカビの経路となりかねません。

そのためお風呂場の窓は風の入口ではなく出口となるようにしてあげましょう。

浴室の窓を出口に設計するコツとは


お風呂場に換気扇がない場合、窓から風を送り出すためには

小型サーキュレーターを準備し、浴室の窓に向けて風を送り出すようにいたしましょう。

このようにするなら、風の通り道を作り出し空気にルートが完成します。

換気のコツは空気によどみを作らない事ですから、気流がしっかりと作られるならカビの繁殖する環境を防ぐ事が可能になります。

浴室の換気対策に使える小型サーキュレーター

まとめ


◎空気のよどみを作らない
◎出口と入口を空気に分からせる
◎出口と入口はホコリが詰まらないようこまめに掃除する
◎換気扇がない場合も強制排気の仕組みを設計してあげる

以上でカビの繁殖する条件の一つ 『空気のよどみを作らせない』
を終わります。次回は湿気を溜めないコツをお伝えいたします。

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