エアコンは臭わなければ安心? 実は「臭わないエアコン」ほど注意したい理由があります

「エアコンは臭わないから、まだクリーニングしなくても大丈夫ですよね?」

現場で本当によくいただくご質問です。

確かに、嫌な臭いはエアコン内部の汚れに気付くきっかけになります。しかし、私は年間を通して数多くのエアコンを分解する中で、臭いがほとんどしないにもかかわらず、内部にはカビが広がっていたというケースを何度も見てきました。

カビに気付くのは、使い始めてから

毎年、梅雨明けから本格的な暑さが始まる頃になると、このようなお問い合わせが増えてきます。

「送風ファンに黒い汚れが見えました。」

「冷房をつけたらカビのようなものが見えて心配です。」

「子どもがいるので、このまま使っても大丈夫でしょうか?」

多くの方が、エアコンを使い始めて初めて異変に気付きます。

ところが、その時期はエアコンクリーニングの繁忙期でもあります。

「もっと早く確認しておけば良かったですね。」

そんな会話になることも少なくありません。

実は4月10日は「エアコン試運転の日」

こうした事態を減らすため、一般社団法人 日本冷凍空調工業会では、毎年4月10日を「エアコン試運転の日」と定めています。

本格的な暑さが来る前の4月から6月頃に試運転を行い、冷え具合や故障、水漏れなどを確認することが推奨されています。

この記事をご覧いただいている今は、すでに夏本番かもしれません。

だからこそ、この機会にぜひ覚えておいていただきたいのです。

来年は、暑くなってから慌てるのではなく、早めの確認をおすすめします。

ご家庭でできる簡単な試運転チェック

冷房を最低温度に設定し、10〜30分ほど運転してみてください。

その際、次の点を確認してみましょう。

  • 冷たい風がしっかり出ているか
  • 水漏れしていないか
  • 異音がしないか
  • 嫌な臭いがしないか
  • 送風ファンに黒い汚れやカビが見えていないか

もし一つでも気になる症状があれば、早めに専門業者へ相談されることをおすすめします。

臭いだけでは判断できません

臭いがしないからといって、内部まできれいとは限りません。

実際には、送風ファンや熱交換器にカビが付着していても、臭いをほとんど感じないエアコンも少なくありません。

反対に、生活臭や排水経路が原因で臭いが発生している場合もあります。

つまり、「臭う・臭わない」だけでは、本当の状態は判断できないのです。

大切なのは「使う前に確認する習慣」です

エアコンは、暑くなってから慌てて確認するものではありません。

本格的に使い始める前に一度試運転を行い、不具合や汚れを早めに見つけておくことで、安心して夏を迎えることができます。

クリーンハンターでは、クリーニングだけでなく、現場で確認した状態をもとに「まだクリーニングは不要です」「修理を優先した方がよいです」など、お客様にとって最適なご提案を心掛けています。

今年はもちろん、来年からもぜひ「使う前の試運転」をご家庭の習慣にしてみてください。